皆様、こんにちは。(^▽^)/
人間ドックで不在にしておりまして、ご迷惑をお掛けしました。
お陰様で、大病は隠れていないということで、無茶をしない程度に、今後も頑張りますので、よろしくお願いいたします。
さて、話が長引いて恐縮ですが、損益分岐点分析の続きと、少し外れて行きますが、経営の本質にも関わってくるお話になります。
非常勤講師の時給の決め方(弊社の例)
損益分岐点分析に絡んで、弊社の非常勤講師の時給の計算例をご紹介させていただきます。
以前、参考になるとおっしゃってくださったお教室様もありますので、よろしければ…。
弊社は、多い時は、正社員講師が5名、非常勤講師が6名、事務員が1名在籍しておりました。
今はテキスト部門が多忙になり過ぎて、パソコン教室はほぼ全て譲渡して、元教室長などにやってもらっています。
当時は、毎日4コマ(8時間)担当というのがザラでした。(;^_^A
若かったですから…。(笑)
正社員講師の給料は、授業数の多寡に関わらず金額が一定なので、固定費になるかと思います。
非常勤講師の時給については、次のようにしていました。
1時間当たりの基本給 + ●●●円×人数 = 時給
固定費部分(基本給)もあるのですが、変動時給なわけです。
こういう仕組みにしておくと、双方が頑張るので良いですね。
経営者は、少しでも多く払えるように、募集活動を頑張る。
講師は、自分の担当の生徒さんに満足してもらって、生徒さんが減らないように頑張る。
給料計算は、エクセルで作成した出勤簿に、講師自身で担当時間帯の人数を入力してもらって、自動計算できるようにしていました。
1クラスを複数の先生で受け持つリスク
話題は、ここから、損益分岐点分析と外れて行きますが、1クラスの担当の仕方について、弊社の失敗談とその後の対策について書かせていただきます。
稲沢教室があった建物は、全部で5室ありますので、1クラスの定員を6名にして、3教室で同時に授業を行っていました。
全室とも、広さは18畳で、残り2室は事務室とキッチンルームです。
他のお教室様の中には、1クラスの人数を入るだけ入れられて、複数の先生で担当しておられるところもあるようです。
実は、弊社も一時期そうしていました。
しかし、仮に10名の生徒さんを2名の講師で担当するとした場合、
1名の講師がお一人の生徒さんの質問に応対していたとすると、残り9名の生徒さんに対して1名の講師が気を配ることになります。
それは、とても無理なことだと思われます。
3名で担当しても、残り8名を一人でということは変わりませんね。
さらには、とても大きな問題として、声の問題があります。
ある時、私ともう一人の正社員講師が1室に入って、それぞれ、3名程度ずつを担当させていただいていたことがありました。
その時、一人の生徒さんに「先生の説明を聞いていても、他の先生の説明の声が気になって集中できない」ということを言っていただき、ハッと気づきました。
そういうことを言っていただける生徒さんがあるということは、本当にありがたいことです。
これは、自分自身が生徒役をやってみると、非常によく分かります。
それ以降、1クラスの人数は、必ず1室で1名の講師が担当するようにしました。
出来ているつもりでも、自分自身ではわかっていないこともある
ある教室長(正社員講師)が、1クラスで10名を受け入れる予約受付表を作っていました。
当然、1人で担当できる人数ではありません。
その教室長は、生徒さんのことを思って「このクラスは10名じゃないと、皆さんが困られるんです。」と言っていました。
私は「絶対にそんなことはないから。このクラスは10名で、他のクラスは2名じゃ、生徒さんにも不公平だし、2名の方は寂しいでしょ~?6名しか入れないようにしておけば、ちゃあんとバラけてくださるから、そうしなさい。」と伝えました。
ただ、どれだけ「1クラスの定員を6名にしなさい」と言っても、「一人で10名見れます」と言って聞かなかったので、勝手に6名で定員になる予約受付表を作って置いてきました。^^;
当時は、既に教室運営の大部分を各教室長の裁量に任せていましたが、ここは、どうしても譲れない部分なので。
実際、私がそのクラスを見学してみたら、全然フォローできていませんでした。
自分ではできているつもりでいても、あっちの生徒さんもこっちの生徒さんも先生を待っておられる様子がありあり。
1クラスの人数を多人数でやられている方は、一度、教室全体を見回せる場所に立たれて、最低でも1時間(できれば1日)授業を見学してみられるとお分かりいただけるかと思います。
一人の先生が一人のご質問にお付き合いしていると、他の生徒さんはどうされているか?
先生待ち顔の生徒さんが複数名おられないか?
今回も長くなってしまいましたので、続きは明日に。^^;
最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
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